TAILORS WORLDの西村です。

今回はタイトルにあります通り、スラックスに使う附属、「前釻(マエカン)」について触れてみたいと思います。

前釻は、主に縫い付けと打ち込みの2つのタイプがあります。
縫い付けタイプの501Kは、男カン、女カンの2つのパーツからなり、ニッケル(白)イブシ黒(黒)の2色です。縫い付ける穴を糸を揃えて仕上げると菊の花のように奇麗になります。そこが腕の見せどころです。

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501K


打ち込みタイプの551Kは、男カン、女カンにそれぞれに受けがあり、4つのパーツからなっております。色もニッケルとイブシ黒の2色ですが受けはイブシ黒も生地の中に入ってしまうのでニッケルのままですのでご了承下さい。
取り付けは、男カン、女カンをそれぞれパンツの生地の取り付け位置に刺して、裏側から受けをあてて爪をペンチ等でつまんでドライバーの頭等で軽くたたいて折り曲げて下さい。
簡単にしっかり取り付ける事ができます。

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551K


それとおすすめがもうひとつございます。
それは、「伸びる前カン」です。名前の通り”伸びる”んです。
色はニッケル色のみで縫い付けるタイプです。
・座るときや満腹時など、ウエストが張ってきつく感じられるズボンのホックを「伸びる前カン」に付け替えると、ウエストがとても楽になります。
・ホック部分が伸びる、バネ付きの前カンです。ウエストに合わせて伸縮します。*約1.5cn伸びます。
・簡単に縫い付けられます。

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伸びる前カン



いかがでしたでしょうか。
今回は、表からは決して見えない、附属の代名詞でもある”縁の下の力持ち”的資材である、前カンをご紹介しました。
普通に生活していたら、”前カン”なんて聞く機会はないかと思いますが、今回のブログで覚えてもらえれば幸いです。

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