こんにちは。TAILORS WORLDの萱場です。

今回は今ではフォーマルアクセサリーとして、結婚式などでも定番化している「アスコットタイ」について書きたいと思います。

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アスコット・タイの一般情報

アスコット・タイ(Ascot tie)とは、フロックコートやモーニングコートの昼間の男性の第一礼装に用いる幅広の蝉型ネクタイである。素材はスピットルフィールドなる厚手の紋織絹が用いられ、無地もある。自分で結ぶ物が普通だが、結び切りの物もある。モードとしてのアスコット・タイの登場は1876年になってから。パール状のネクタイピンを使用する。 ~Wikipediaより引用~

アスコットタイの起源は、19世紀、英国のアスコット競馬場に集まる上流階級の人々が着用していたモーニングコートやフロックコートに合わせるためのタイとして、競技場の名を取ってアスコット・タイと呼ぶようになったと言われております。

結婚式の花婿の正礼装のおすすめとして、グレイ・モーニングがございますが、こちらはアスコット・モーニングとも言われている通り、もっともふさわしいネック・ウェアはアスコットタイでございます。

2~3年前まではフォーマルシーンにおけるネックウェアは蝶ネクタイがトレンドでございました(フォーマルシーンだけでなく、ビジネスやカジュアルシーンでもチェックの柄や遊び心ある素材を使用した蝶ネクタイが多く見受けられましたね)が、ここ昨今では、またアスコットタイの需要も増えてきており、ファッションのサイクルを感じております。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
フォーマルアクセサリーの一つであり、正礼装のネックウェア「アスコットタイ」について書きましたが、やはりアスコットタイを結ぶときにはボリュームを出して、ピンで留めて整えますが、その際ぺたっと平面にならずに、それこそ1800年ころのイギリスの伊達男「ジョージ・ブライアン・ブランメル」*19世紀初頭にイギリス社交界で活躍したファッションリーダー*にでもなった気分で、ふわっと巻き方にこだわっていただきたいですね。