こんにちは。TAILORS WORLD編集部の福田です。

最近は業界未経験、アパレル業界出身だけどオーダースーツは未経験でもオーダースーツ事業をスタートする方が非常に多いです。オーダースーツ事業は、単にファッションが好きというだけでは、商売としてやっていくのは難しい部分が多分にあります。

これからオーダースーツ事業を始められる方や、始めてめて間もない方向けに、基本的なスーツの知識やルールがわかる書籍のご紹介です。

スーツには中世ヨーロッパから脈々と続くルーツがあり、様々なルールがあります。単にジャケットとパンツを作り、はい出来上がりというものではありません。オーダースーツ店で従事する事が、より理解を深める正しい道ではありますが、偉大なる先輩方の書籍から学べる事がたくさんございます。

この世界の方々は、誰しも強い拘り持ってますので著者の趣味趣向に傾倒した内容になっております。それぞれの良い部分を見極めながらご参考にして頂きます様おねがいします。

【男の服装術】

著者:落合 正勝
出版社:PHP研究所
発売日 : 2004/1/22
内容:
著者の落合正勝氏は、男性服飾評論の第一人者である。クラシックとは、という観点より最も基本的な内容をわかりやすく解説したものであり、スーツ・シャツ・ネクタイ・靴・靴下・着こなしなど、お洒落についての知識とノウハウを総合的に解説した定番ともいえる一冊です。

【スーツの百科事典】

著者:畑埜 佐武郎/出石 尚三
出版社:万来舎
発売日 : 2010/7/1
内容:
著者のスーツにまつわる趣味趣向をエッセイにして章立てで取り纏めた物になります。スーツを正しく着こなすための「知識」と「教養」を網羅した実用書。仕立て職人用語辞典やスーツ用語辞典が収蔵されてるので、辞書としても使えます。

【モデリストが綴る深イイ話】

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著者:柴山登光
発行元:アパレル工業新聞
内容:
有名セレクトショップのドレスウェアを手掛ける日本を代表するモデリスト柴山氏が書きためてきた約130のコラムをまとめたもの。①オーダーの流れ②道具・こだわり③ディテール④デザイン(ジャケット)⑤デザイン(コート・他)⑥その他、にカテゴリー分けされており、1項目が2ページ弱と読みやすい。評論家ではなく、型紙・縫製・工場を熟知した作り手側からの貴重な一冊。

【大人の男の服装術】

著者:滝沢 滋
出版社:PHP研究所
発売日 :2011/5/28
内容:
自身のブランドも展開されてる著者。スーツの歴史が簡潔に記されており、どのような歴史的背景で今の形状になったのかを知ることが出来ます。そこを理解した上でのもっとも大切なサイジングとフィッティングについて詳しく知ることが出来る名書です。著者手書きのイラストも多くわかりやすい内容となってます。

【スーツ=軍服!?】

著者:辻元 よしふみ
出版社:彩流社
発売日 :2008/3/10
内容:
日常身につけている洋服のスタイルは驚くほどミリタリーに由来する。本書は、西欧服飾の通史、特に服飾全体をリードした軍服の歴史をたどり、それが今日のスーツ・ファッションにどう影響を与えているのかを、時系列的に概観した内容になります。

如何でしたしょうか。今後もテーラー業務にまつわる書籍をご紹介していきます。