関東は6月8日に例年より2日遅く梅雨入りし、雨と湿気で梅雨特有の気候で、週末も雨模様が多く、なかなか外出もできない日々が続いたのではないかと思いますが、ここ最近は、晴れ間も多く、何はともあれ非常に暑くなってきた今日このごろ、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

それでは、7月の資材ニュースも下記ラインナップでお届けさせていただきますので、ぜひ最後まで御覧ください!!

TAILORS WORLD編集部の山本佑です。

6月の附属販売状況

6月は夏に向けて徐々にスーツ需要が落ち着いてくる時期となり、春夏シーズンとしては4月を中心に減少傾向ではございますが、世間的には、およそ33年ぶりに日経平均株価が3万3千円を越えたり、つい先日日経新聞の記事に出ていましたが「都心部百貨店売上が、コロナ前の2019年を上回る」だったりと、引き続き物価高はあるものの、堅調に復活しているようですね。

そのような中での附属販売状況としましては、前年比でほぼ同水準、2019年度比では約10%ダウンと、少し厳しい月でしたが、上記の百貨店の記事ではないですが、高額品が好調とのことで、その流れが今後オーダースーツにもどんどん来るのではないかと期待しております。

特筆事項としましては、現場より、裏地の「LMがよく動いた」という声があり、商品別売上サマリーをチェックしたところ、なんと200M超えで、昨年の2.5倍も動いていました。主要取引先様でよく出たこともそうですが、海外向けに反で動いたのが大きな要因です。以前にも海外へEXCYオリジナルの富士吉田産ジャガード裏地「3100」が大きく動いたことがありましたが、日本のものづくりが海外に出ていくことは日本人として有り難いことですね。

格子馬柄 ジャカード裏地 「LM」
ペイズリー柄 ジャカード裏地「3100」

業界ニュース

縫製工場ジェンツ、一部上場会社ランドビジネスの傘下に

もうご存じの方もいらっしゃいますが、弊社の縫製サービス部門にて受託サービスを展開しております、株式会社ジェンツが、5月29日にランドビジネス社の100%子会社になりました。

縫製部のブログ「GX blog」の今月号のニュースでも取り上げておりますが、今回の件に関して、弊社のサービスが停止するなどはなく、今まで変わらずにジェンツ製品を提供していきますので、ご安心ください。*いくつかのお得意先様よりそのようなご心配のご連絡をいただきましたので、改めて記載させていただきました。

コットンにプリント加工で、オンリーワンな生地オーダー!

2023年1月号でご紹介しましたプリント加工の続編と致しまして、今回はコットン素材へのプリントが可能になりましたのでご紹介させて頂きます。
前号では裏地へのプリントでしたが、今回はコットンにプリントが可能になりましたので、シャツ生地等へプリントし、オリジナル柄のシャツを作ることが可能です。

黒地に、白のプリントも可能となります。

こちらはインクジェットでのプリントとなります。
素材に関しては、起毛していなければ、コットン以外の素材にもプリントが可能です。堅牢度も優秀で全項目で4~5の評価が出てますので然程心配ございません。

デザインデータさえあれば、上記画像の様な、細かな柄も表現可能ですので、完全オリジナルな素材が簡単に小ロットで作成出来るので、シャツ生地にもご活用頂けますし、パンツ用のコットン素材にも使えるかと思います。

ミニマム3m~プリント可能ですので(※塗代としてプラス2mの素材が必要です)オーダー着分として手配可能となっております。※3m以内でも割高にはなりますがオーダー可能です。
納期も2週間程度になりますので、気軽さもその魅力かと思います。

デメリットとしては、プリント後少し硬さが出てしまいます。
弊社にプリントサンプルございますので、お気軽にお問い合わせください。

今月の私達の活動

イタリアボタンメーカーUBIC(ウビック)社と4年ぶりの商談

コロナ前は毎年、年1回弊社に来てもらい、新商品やこちらからのリクエストしたボタンのサンプル帳をたくさん持ってきてくれていた、イタリアのボタンメーカーUBIC社が、コロナも収束に向かっていることから、4年ぶりに訪日してくれました。

*UBICについては、こちらのブログに詳細を記載しておりますので、ご覧いただければ幸いです。
イタリアボタンメーカー_UBIC SRL SOCIETA’ UNIPERSONALE

今回は4年ぶりということもあり、例年にも増して、非常に多くのサンプルブック( 特に今回は、ポリエステルボタンはさることながら、ユリア樹脂、カゼイン、本水牛、レディース用ボタン、など 多岐に渡ります)を持ってきて、各メンバーも目をキラキラさせ、そしてお客様に喜んでいただけるようなボタンをピックアップしておりました。

この中から、新作として皆さんにお届けできるよう進めていきたいと存じます。ですので、乞うご期待!!

久しぶりのEXCYオリジナル新裏地、ペイズリー柄メッシュ裏地「4700」の商品ページ完成&ご注文続々!!

先月号に量産完成した旨をご案内させていただきました「4700」ですが、EXCYオリジナル裏地としては、旭化成と共同開発したAKXシリーズ以来の発表となり、久しぶりの新商品裏地となります。

柄の見え方、通気性*にとことんこだわって創り上げた裏地です。サンプル帳も潤沢にございますので、お気軽にお問い合わせください。
*通気性については、山梨県産業技術センターの試験結果にて、冒頭でご紹介した裏地「LM」と同じ糸使いですが、空気を通す量が3倍以上という結果が出ております。

こちら販売開始して、1ヶ月ほどですが、すでに70mを超えるご注文を頂いており、好調な滑り出しとなっております。

ペイズリー柄 ジャカードメッシュ裏地「4700」

ヤマモト周辺神田須田町情報局

~昌平橋~

神田川に架かる万世橋の一つ上流の橋。
元はここに現JRの昌平橋駅がありました。日本初のアスファルト舗装の橋であり、又、神田川における最初の鉄筋コンクリートのアーチ橋でもあります。

橋の脇から坂を登っていけば、左に湯島聖堂、さらに神田明神へとと続きます。
昔ながらの情緒あふれる橋ですね。ご覧になられたあとは、近くの弊社まで足を運んでいただければ幸いです笑

まとめ

いかがでしたでしょうか。

また、上記内容についてのご注文やお問い合わせ、そのほか附属や縫製サービスのお問い合わせはこちらまでお願い致します。