8月も終わりだと言うのに、暑い日が続いており(東京では、真夏日の連続日数が過去最高を更新中とのこと)、まだまだ秋を感じるどころか、衰え知らずの暑さが続きそうな今日このごろ、皆さんにおかれましては体調など崩さず、お過ごしでしょうか。
暑さに負けず、今月の資材ニュースも下記豊富なラインナップでお届けしたいと思いますので、最後までお読みいただければ幸いです。

TAILORS WORLD編集部の山本佑です。

8月の附属販売状況

8月は、昨対少しプラス、コロナ前の2019年度比ではトントン、といった状況で、8月より当社は新期(第66期)が始まりましたが、おかげさまでまずまずのスタートが切れたのかなと思います。

そのような中、動向として特徴的なのが、昨年と比較して大きく変化しているものとして、何度もお伝えしているので耳タコかもしれませんが、ポリエステルXキュプラの無地裏地の販売数が格段に増えていることです。もちろんこれは、旭化成の工場火災によるキュプラ供給不足によるところなのですが、冒頭でお伝えしたように昨年と売り上げはほぼ変わらないのにも関わらず、こんなに違うんだと、改めて驚いた次第です。

以前もお伝えさせていただきました「11000」は昨対比163%(70.1M→114.5M)、「アトラス」は昨対比261%(17.3M→45.3M)、さらにそれを大きく上回るのが、キュプラ55%&ポリエステル45%の交織裏地「AKE7046」でして、これがなんと2,644%(3.6M→95.2M)と、昨年の分母が小さ過ぎるとは言え、驚異的な伸びとなりました。*現在、AKE7046は一部カラーを店頭在庫しておりますが、この色数を増やして、オリジナルのサンプル帳を作成するか、検討中ですので、続報がありましたら改めてご連絡させていただきます。

11000 先染め甲州織交織 無地裏地 15色展開 ヤマモト(EXCY)
11000

アトラス 国産 無地 先染め 甲州織 裏地 ヤマモト(EXCY)
アトラス 全15色展開です。

キュプラ(ベンベルグ)の状況としましては、まだまだ不透明な状況で、以前のような状態には年内中は厳しいようです。この問題が早く収束することを願うばかりです。

業界ニュース

御幸2023AWファブリックコレクション

猛暑が続いてますが、秋冬シーズンがスタートしました。暑すぎて秋冬生地なんて、なんだか実感が湧かないですよね。。
そんな中、御幸バンチが出揃いましたのでご紹介させて頂きます。

御幸のオリジナル素材のコンセプトとしては、ブル エ マローネ(伊語で紺と茶)を掲げ、ウールだから出来る優美なBLUとMALLONEをスーツが着たくなる秋冬に結集し、いつもと少し違う色で装いに華を添えるといったテーマで制作されております。

・ネクタイの名門「タイユアタイ」とのコラボによる,バックストライプのダブルクロスも目玉。
・インポートコレクション、今シーズンよりカードタイプとなります。
・ジャケットバンチ、こちらもカードタイプに変更となっております。

今回の大きな変更点は、インポートバンチとジャケットバンチは、カードサンプルに変更になりました。昨今のインポートの入荷納期が不安定の為、バンチ形式の制作は納期ロスが発生する為の対策となります。

その他バンチの全貌は、インスタに動画を上げましたでのご検討の際に、是非ご覧ください。
・レギュラーバンチ:https://www.instagram.com/p/CwR_1tUq-rx/?hl=ja
・インポートバンチ:https://www.instagram.com/p/CwSEH1YqJFd/?hl=ja
・ジャケットバンチ:https://www.instagram.com/p/CwSDMzKKwys/?hl=ja
・シーズンバンチ(コンフォート):https://www.instagram.com/p/CwSEuy3KCgO/?hl=ja
・シーズンバンチ(クリエイティブ):https://www.instagram.com/p/CwSE0mSKP_m/?hl=ja

今月の私達の活動

鮮やかなブルーのツーリストバッグが入荷しました!!

NO80 二つ折り両面不織布テーラーバッグ ブルー[ハンガー・ガーメントバッグ]
両面不織布「NO.80」

当社の定番で、多くの取引先様にご愛顧いただいております、黒の両面不織布のツーリストバッグ「NO.75」の同形状である、二つ折りタイプの”鮮やかなブルー”を新たにストックして、1枚から販売させていただきます。

今まで黒メインに取り扱いしていたツーリストバッグでしたので、また違ったテイストを盛り込むのはいかがでしょうか。

なお、ツーリストバッグに名入れをすることも承りますので、お気軽にお問い合わせください。

値上げの波は続く~価格改定のお願い~

ガソリンが過去最高値になったり、また電気代が上がる気配があったり、と上がっていないものは缶ジュースくらいじゃないかと思うくらい、様々なものが値上がりしている昨今で、このような中大変心苦しいお願いにはなってしまいますが、下記2点の価格改定を10月1日よりさせていただきます。*各お取引先様へはご請求書に書面を同封、またメールをご登録いただいている顧客様へはメールに書面を添付してご案内させていただきます。

詳細の価格は、各営業へご確認いただければと存じます。

  1. 一部拝絹地と側章、上がり幅約10%
    ・800-B 黒 ボンディング付き拝絹地
    ・800-B 黒以外の色 ボンディング付き拝絹地
    ・800-N ボンディング無し拝絹地
    ・1800 ボンディング無し拝絹地
    ・3000 交織ボンディング付き拝絹地
    ・13000 交織ボンディング無し拝絹地
    ・4000 本絹ボンディング付き拝絹地
    ・14000 本絹ボンディング無し拝絹地
    ・3938 交織側章ベリ
    ・4938 本絹側章ベリ
  2. 本水牛ボタンのカラー(黒以外)、上げ幅約30% *黒に関しては据え置き価格となります。
    ・リアルB
    ・リアルC
    ・EX160
    ・EXH100
    ・600-2H
    ・600-4H
    ・ムース
    ・水牛タツイタ

どちらも原材料の高騰、輸送コストの上昇、などがあり(本水牛ボタンに関しては、原料不足による国際相場の高騰が要因)、何卒ご理解賜りますよう心よりお願い申し上げます。

ヤマモト周辺神田須田町情報局

~浅草橋~

今回は、浅草橋をご紹介いたします。
浅草橋は、今から400年程前に神田川に架けられた木造の橋が江戸の大火、関東大震災などにより二度三度架替えられ現在の橋は、1930年に建設された橋です。
神田川をお堀と考え、浅草からくる江戸通りと神田川の内側に番所があり浅草見附とされて、その門は、浅草御門と呼ばれました。
そしてそこに架かる橋ということで「浅草橋」となりました。

皆さんは、「浅草橋トラップ」と言うことばを聞いたことがありますか?
浅草へは、約2Km、行くには、地下鉄で2駅、あるくと20~30分程でけっして近いと思われませんが地方から来た方や、国内外からの旅行者などが浅草寺や花やしきへ行くために浅草橋界隈で迷子になっていることを言うのだそうです。
そんな浅草橋には、たくさんの人が集まるようなランドマークは、見当たりません。けれど江戸の時代からひな人形や五月人形のお店があったり様々な問屋さんが軒を並べています。季節の装飾品の店、アクセサリーのお店、梱包材のお店、皮のお店、リボンのお店、傘屋さん、ゴム風船屋さん(ハートの風船もあります)、少し歩いて蔵前に着くと花火や駄菓子屋などの問屋が多くあります。
一般にも販売しているお店もあるので子供のころに出来なかった駄菓子の大人買いも夢ではありません。
大通りだけでなく裏通りにも新しい発見や宝物を見つけることが出来ると思います。ある意味、街全体がランドマークみたいです。のんびりと散策して別の意味で「浅草橋トラップ」にはまってみては、いかがですか?
そしてその足を神田須田町の弊社まで伸ばすプランはいかがでしょうか笑

(本セクション担当: 荒井)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

また、上記内容についてのご注文やお問い合わせ、そのほか附属や縫製サービスのお問い合わせはこちらまでお願い致します。